テレワーク向けWiFiを検討している中で、工事不要ですぐに使える「ポケット型WiFi」が気になっていませんか？

しかし、ポケット型WiFiは50社以上もあり、「どれがテレワークに適しているのかわからない…」と商品選びに困ってしまいますよね。

そんな方のために、この記事では「テレワークにおすすめのポケット型WiFi10選」や「テレワークに最適なポケット型WiFiの選び方」を紹介しています。

さらに、テレワーク用の人気WiFiである「光回線・ホームルーター」とも比較して、ポケット型WiFiのメリット・デメリットも解説します。

1. ポケット型WiFiは「データ無制限・工事不要」でテレワーク・リモートワークにおすすめ

テレワーク（リモートワーク）を始めるにあたり、手軽に使えるWiFiを探しているならポケット型WiFiは非常におすすめできる商品です。

なぜなら、自宅用WiFiとして人気の「光回線・ホームルーター」と比べると、使える場所にデータ無制限・工事不要などのメリットがあり、手軽にWiFiを導入できるためです。

ポケット型WiFiをテレワーク・リモートワークで使うメリット｜光回線・ホームルーターよりも手軽にWi-Fiが使える

特に、外でもWiFiが使えるのは、ポケット型WiFiだけが持つ最大のメリット。

また、Wi-Fiを使うための開通工事は一切無いので、すぐにテレワークを始めたい人にもおすすめです。

次章からは、自分に合ったテレワーク向けポケット型WiFiの選び方を分かりやすく解説します。

2. テレワーク・リモートワーク向けポケット型WiFiおすすめランキング10選｜無制限・大容量プロバイダを解説

ここからは、50社以上のサービスを比較して、テレワーク（リモートワーク）向けのおすすめポケット型WiFiを紹介します。

ビジネスの用途に合わせて、下記の利用データ量でおすすめ商品を選定しました。

ぜひ、気になる商品からチェックしてみてくださいね。

テレワーク・リモートワーク向けポケット型WiFiおすすめの選定基準

データ無制限｜テレワーク・リモートワークにおすすめのポケット型WiFi5選

※端末代、月額料金など利用にかかる費用の合計を契約期間24ヶ月で割って算出した、実質ひと月辺りに支払う金額（月額料金とは異なります）。

 5G CONNECTのポケット型WiFi（WiMAX）について、リアルな実測速度を知りたい方は下記の記事も参考にしてくださいね。

GMOとくとくBB WiMAXについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてくださいね。

ドコモのポケット型WiFiについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてくださいね。

大容量（100GB）｜テレワーク・リモートワークにおすすめのポケット型WiFi5選

※端末代、月額料金など利用にかかる費用の合計を契約期間24ヶ月で割って算出した、実質ひと月辺りに支払う金額（月額料金とは異なります）。

モンスターモバイルについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてくださいね。

MUGEN WiFiについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてくださいね。

どこよりもWiFiについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてくださいね。

THE WiFiについて詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてくださいね。 

3. テレワーク・リモートワークに最適なポケット型WiFiの選び方｜アンケートをもとに5つのポイントで解説

アンケートを実施した結果、ユーザーはテレワーク（リモートワーク）用ポケット型WiFiを選ぶ際に、「通信速度の速さ」「1ヶ月に使えるデータ容量」「料金の安さ」を重視していることが分かりました。

このアンケート結果をもとに、後悔しないポケット型WiFiの選び方を5つのポイントでわかりやすく解説します。

それぞれ、詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

①通信速度の速さ

テレワーク用ポケット型WiFi選びでもっとも重要なポイントが、業務の快適さを決める「通信速度」です。

なぜなら、通信速度が遅いと、ビデオ会議の映像が止まってしまったり、データのダウンロードに時間がかかるなど、業務に支障が出てしまうためです。

ZOOM・Teamsといったビデオ会議が多い人や、大きいデータを頻繁にダウンロードする方は、ポケット型WiFiの通信速度（Mbps）が速い会社を選びましょう。

下記が、通信速度と業務の快適度の目安です。

通信速度が高速なポケット型WiFiを探すなら、ドコモ・ワイモバイルなどの大手キャリア・WiMAXがおすすめ。

大手キャリア・WiMAXのポケット型WiFiは、速度が安定して25Mbps以上出ることや、繋がるエリアも広いというメリットがあるためです。

編集部では、大手キャリアやWiMAXをはじめとした人気ポケット型WiFiの速度を実際に計測しているので、商品選びの参考にしてくださいね。

人気ポケット型WiFiの実測速度を見る

実測速度が高速な大手キャリア・WiMAX、ポケットWiFiの速度について詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてくださいね。

②1ヶ月に使えるデータ容量

テレワーク用のポケットWiFi選びで「1ヶ月に使えるデータ量」は非常に重要です。

なぜなら、月間で使えるデータ量を超えてしまうと通信制限がかかってしまい、業務が滞ってしまうためです。

「自分に合ったデータの選び方が分からない！」という方は、 業務で使うデータ量を目安に月間のデータ容量を選択しましょう。

◆テレワーク業務で使うデータ量の目安

毎日2時間以上ビデオ会議があるなら、50GB（1日3時間以上通話可能）以上のデータ容量がおすすめです。

また、「データ量を気にせずにWiFiを使いたい」という場合は、データ無制限のポケット型WiFiを検討してみましょう。

③実質月額料金の安さ

テレワーク用ポケット型WiFiの料金は、端末代や初期費用（契約事務手数料など）を含めた「実質月額料金」で比較するのがおすすめです。

なぜなら、月額料金の安さだけに注目してしまうと、トータル費用で考えたときに、高いプロバイダを選んでしまう可能性があるためです。

◆2年間利用した場合の実質月額料金比較

	UQ WiMAX	BIGLOBE WiMAX
月額料金	4,268円～	3,971円～
端末代金 ※クレジットカード払いの場合	9,900円	27,720円
総額費用 （2年間）	123,134円	130,460円
実質月額料金 ※2年利用した場合	5,131円	5,436円

実質月額料金の安いポケット型WiFiを知りたい方は、下記の記事を参考にしてくださいね。

④セキュリティの強さ

テレワークでは、社内の情報を多く扱うこともあり、機密情報の流出を防ぐ必要があります。

PC内の機密情報を守りたいなら、最新セキュリティに対応しているポケット型WiFiを選びましょう。

ポケット型Wi-Fiは、送信しているデータが外部に漏れないよう「暗号化」という技術を使っており、この技術が古いほどセキュリティの安全性が低くなるためです。

◆ポケット型WiのFiセキュリティ方式一覧

セキュリティに優れたポケット型WiFiが欲しければ、WPA3・WPA2-PSK(AES)に対応している機種を選ぶのがおすすめ。

ドコモ・ワイモバイルなどの大手キャリア・WiMAXのポケット型WiFiであれば、最新セキュリティ方式に対応しています。

セキュリティの強いポケット型WiFiプロバイダ一覧

プロバイダ	機種名	WPA3	WPA2 (AES)
ドコモ	Speed Wi-Fi 5G X12	◯	◯
ワイモバイル	Wi-Fi STATION SH-54C	◯	◯
WiMAX （au）	Pocket WiFi® 5G A102ZT	◯	◯

上記の通り、大手キャリア・WiMAXのモバイルルーターは、最新セキュリティのWPA3に対応しています。

検討しているポケット型WiFiのセキュリティが気になる方は、プロバイダの公式サイトから確認してくださいね。

セキュリティが心配ならフリーWiFiへの接続は避ける

外出先で誰でも使えるフリーWi-Fi（公衆Wi-Fi）は、最新のセキュリティ方式に対応していない場合があります。

また、悪意のある第三者が作成した「偽のアクセスポイント（Wi-Fi表示名）」に接続してしまったことで、ID・パスワード等の入力情報をだまし取られるケースも発生しています。
※参考：総務省サイバーセキュリティ統括官室「Wi-Fi利用者向け 簡易マニュアル」

セキュリティが心配なら、リモートワークのWi-Fiは、自分が契約したポケット型Wi-Fiに接続するのがおすすめです。

⑤繋がるエリアの広さ

キャリア別のエリアをチェックする ※画像クリックで専用サイトに移動
ドコモ	ソフトバンク ワイモバイル
au WiMAXプロバイダ	楽天モバイル

どのポケット型WiFiも、大手キャリアの回線を使っているため、全国の幅広いエリアで利用できます。

ただし、キャリアによってカバーするエリアは異なるため、利用したい地域が対応エリアかどうかを、キャリアの公式サイトでチェックしましょう。

4. テレワーク・リモートワーク向けポケット型WiFiの注意点は？｜光回線・ホームルーターと比較して解説

テレワーク（リモートワーク）におすすめのポケット型WiFiですが、固定回線と比べると注意点やデメリットもあります。

ここでは、後悔しないテレワーク用Wi-Fiを選ぶために、ポケット型Wi-Fiの注意点を、光回線・ホームルーターと比較して解説します。

それぞれ、1つずつ詳しく解説しますので、商品選びの参考にしてくださいね。

①データ・ギガが完全無制限では無い

現状、データを完全無制限で使えるポケット型WiFiはありません。

無制限プランがあるポケット型Wi-Fiでも、一定期間にデータを使いすぎると速度制限がかかるなど、実質無制限となります。

◆無制限ポケット型Wi-Fiの速度制限の条件

無制限プランの ポケット型Wi-Fi	速度制限の条件
ドコモ	大量のデータ通信があった場合に速度を制限することがある ※参考：docomo公式サイト
ワイモバイル	3日間で約10GB以上利用時に速度制限がある ※参考：ワイモバイル公式サイト
UQ WiMAX （au）	一定期間内に大量のデータ通信をした場合に、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある ※参考：UQ WiMAX公式サイト

基本的には、ポケット型WiFiはデータを完全無制限で使えないため、

• 家でしか使わない
• 家族全員でWi-Fiを使う

という場合、データを大量に使っても速度制限が無い光回線を選ぶのがおすすめです。

自宅用Wi-Fiのおすすめプロバイダを知りたい方は、下記の記事も参考にしてくださいね。

ポケット型WiFiに速度制限がかかるとどうなる？｜検索やアプリごとに解説

アプリ名	速度制限時の快適度
Web検索	✕ 読み込みが遅い・止まってしまう
LINE	△ テキストは送れるが・動画や写真の送信は厳しい
Ｘ ※旧 Twitter	△ テキストがやや遅れて表示。 画像の表示ができない。
Instagram	✕ 画像・動画の表示ができない
Youtube	✕ 再生が難しい

上記のように、ポケット型Wi-Fiに通信制限がかかると、ほとんどのアプリで画像や映像の視聴が快適にできなくなります。

また、速度制限以外でポケット型Wi-Fiが遅くなってしまう場合は、別の原因が考えられますので、下記の記事を参考にしてくださいね。

②光回線・ホームルーターより速度が遅い

ポケット型WiFiと光回線・ホームルーターの速度比較
	ポケット型 WiFi	光回線	ホーム ルーター
月額料金	△～◯ 36Mbps	◎ 68.25Mbps	◯ 46.30Mbps

ポケット型Wi-Fiは、端末や通信方式の違いにより、光回線・ホームルーターと比べると通信速度が劣ります。

そのため、
・4Kなどの高画質動画を安定して観たい
・ゲームなどの大きいデータを短時間でダウンロードしたい

という方は、ポケット型Wi-Fiよりも光回線・ホームルーターがおすすめです。

光回線・ホームルーターは、通信速度が安定しており、家族など複数人で使っても遅くなりにくいというメリットがあります。

オンラインゲームには向かないのもポケット型WiFiの弱み

ポケット型WiFiが苦手なゲームの例
ゲームの種類	タイトル名
FPS・ TPSゲーム	Apex Legends・FORTNITE・PUBG・VALORANT・スプラトゥーン など
格闘ゲーム	ストリートファイター ・鉄拳・大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ など

ポケット型Wi-Fiは、FPSや格闘ゲームなど、一瞬の操作が勝負を分けるようなゲームには向きません。

そのため、ゲーム目的でWi-Fiを契約したいなら光回線がおすすめです。

◆ポケット型Wi-Fiと光回線のPing値の比較
※同じエリア・同条件で3回計測し、平均値を算出

ポケット型WiFi	光回線
△ 38.9ms	◎ 9ms

光回線であれば、非常に快適に遊べるPing値の目安である「1～20ms」の数値を安定して出すことができます。

ポケット型WiFiのPing値を自分でチェックする方法を解説

自分が使っているWi-FiのPing値や通信速度を調べたい方は、検索で「スピードテスト」と入力してみましょう。

検索結果で出てきたサイトから、Ping値・通信速度の数値を簡単にチェックできます。

③場所によってはエリアが圏外となる

ポケット型Wi-Fiは、スマホのように基地局から電波を受信するため、電波が届かないエリアでは圏外になってしまいます。

また、障害物が多い場所では繋がりにくくなるため、自宅の作りによっては通信速度が大きく落ちることがあります。

自宅で安定したWi-Fiを使いたいなら、光回線を選ぶのがおすすめ。

光回線は自宅まで有線でケーブルを引いているため、「圏外で繋がらない」ということはありません。

接続台数が増えると遅くなるのもポケット型WiFiの弱み

上記の通り、光回線やホームルーターは、機器が接続できる台数が多く、通信速度にも優れています。

また、光回線やホームルーターの機器は、アンテナ性能が高く、部屋をまたいでも通信速度が遅くなりにくいというメリットがあります。

自宅でしかWi-Fiを使わないのであれば、

・光回線
…開通工事が必須だが通信速度がもっとも速い
・ホームルーター
…光回線よりも速度は劣るが工事不要

上記のどちらかをおすすめします。

テレワーク・リモートワークでポケット型WiFiがおすすめできない人は？

ポケット型WiFiは、光回線・ホームルーターに比べて、通信速度や繋がりやすさが劣るというデメリットがあります。

テレワーク用の自宅WiFiとして、光回線・ホームルーターを詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてくださいね。

5. テレワーク・リモートワークにおすすめの光回線・ホームルーター10選

「自宅でしかテレワークをしない」という人は、高速通信を無制限で使える「光回線・ホームルーター（置くだけWiFi）」がおすすめ。

ここからは、テレワークにおすすめな光回線・ホームルーターのおすすめランキングを紹介します。

それぞれの商品や実測速度に関しても紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。

テレワーク・リモートワークにおすすめの光回線ランキング5選

※1 集合住宅、1ギガプランの料金で比較しています。 

上記ランキング商品それぞれの特徴や、速度重視で選定したおすすめ光回線を知りたい方は、下記の記事をチェックしてくださいね。

テレワークにおすすめのホームルーターランキング5選

上記ランキング商品それぞれの特徴や、ホームルーターの通信の快適さを知りたい方は、下記の記事をチェックしてくださいね。

6. テレワーク・リモートワーク向けポケット型WiFiのQ＆A｜レンタルや速度が遅くなったときの解決法も紹介

最後に、テレワーク向けポケット型WiFiについての気になる疑問にお答えしていきます。

ポケットWiFiのレンタルなど、人気のWiFiサービスについても解説します。

気になる疑問からチェックしてくださいね。

Q1. テレワーク・リモートワーク用ポケット型WiFiはレンタルできる？

「短期間だけテレワーク用ポケット型WiFiを使いたい」という方のために、ポケット型WiFiのレンタル専門サービスがあります。

レンタル専門サービスは、ポケット型WiFiを1日単位で借りられ、端末はコンビニや自宅配送でも受け取れるため、急な出張でもWiFiを利用しやすいのが魅力です。

ただし、ポケット型WiFiのレンタルは注意点もあるため、メリット・デメリットを理解した上でサービスを利用してくださいね。

国内向けポケット型WiFiのおすすめランキングや選び方を詳しく解説した記事もありますので、こちらも参考にしてくださいね。

Q2. ポケット型WiFiの申込み方法は？

ポケット型WiFiの契約は、Web・店舗（家電量販店など）の2種類の申し込み方法から選べます。

基本的にはWeb申込みの方が月額料金が安く、お得に契約することが可能です。

Webサイト・店舗申込みの特徴について詳しく知りたい人は、下記も参考にしてくださいね。

Q3. ポケット型WiFiを申し込んだ後、最短でいつ使える？

ポケット型WiFiは、申込みから利用開始まで最短即日で利用可能です。

ただし、申込み方法によって利用開始までの日にちは異なるので注意しましょう。

テレワーク用ポケット型WiFiをすぐに手に入れたい場合は、店舗で申し込むのがおすすめです。

Web申し込みの場合は、端末の発送手続きから自宅に到着するまでの期間があるため、ポケット型WiFiの即日利用はできません。

Q4. ポケット型WiFiの接続方法は？

端末が手元に届いたら、電源を入れるだけですぐに機器と接続可能です。

ただし、手元に届いた端末のバッテリーが残り少なくなっている可能性があるため、届いたらすぐに充電できるようにしておきましょう。

Q5. テレワーク・リモートワーク中にポケット型WiFiが遅くなったら？

ポケット型WiFiの通信速度が遅くなったと感じたら、端末の置き場所や設定を調整するだけで、劇的に改善される場合があります。

ここでは、ポケット型WiFiが遅くなったときの原因と解消法を一部紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

◆ポケット型WiFiが遅いときの原因と解消法

ポケット型WiFiの速度の解消法をほかにも知りたい場合は、下記の記事も参考にしてくださいね。

7. テレワーク・リモートワーク向けポケット型WiFiのまとめ

自社にぴったりのテレワーク向けポケット型WiFiは見つかりましたか？

最後に、記事内で紹介した「テレワーク向けポケット型WiFiのおすすめランキング」をもう一度紹介します。

データ無制限｜テレワーク・リモートワークにおすすめのポケット型WiFi5選

大容量（100GB）｜テレワーク・リモートワークにおすすめのポケット型WiFi5選

◆参考文献