ホームルーター（置くだけWiFi）は、コンセントに挿すだけで使える人気のWi-Fiサービス。

このホームルーターを自宅用Wi-Fiとして契約したいけれど、どの商品が自分に合っているのか分からず困っていませんか？

そこで、この記事ではホームルーター4社※の料金・速度を比較して分かった、「ホームルーターのおすすめランキング4選」を紹介します。
※ドコモ・WiMAX・ソフトバンク・楽天モバイル

さらに、「ホームルーター選びの比較ポイント」も合わせて解説しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

◆ホームルーターおすすめ4社ランキング

おすすめのホームルーターについて詳しく知りたい方は、「ホームルーターのおすすめランキング4選」をチェックしてくださいね。

◆ホームルーター（置くだけWiFi）の特徴

 ホームルーターの特徴や通信の仕組みついて詳しく知りたい方は、「1. ホームルーター（置くだけWiFi）とは？」をチェックしてください。

1. ホームルーター（置くだけWiFi）とは？ネットが繋がる仕組みを解説

ホームルーター（置くだけWi-Fi）とは、モバイル用回線を使った自宅用のWi-Fiサービスです。

コンセントを挿すだけ・ルーターを置くだけでWi-Fiが使えることから、「挿すだけWiFi」「置くだけWiFi」とも呼ばれます。

ホームルーターは光回線のように開通工事の必要が無いため、引越し後にすぐにネットを使いたい方におすすめのWi-Fiサービスです。

ホームルーター（置くだけWiFi）の特徴を解説

上記の通り、ホームルーターは手軽に無制限Wi-Fiを使えることから、光回線に替わるネットサービスとして人気です。

また、端末（ルーター）をコンセントに挿すだけで使えるため、通信機器の設定に不安を感じる方でも簡単にネット環境を用意できます。

次に、ホームルーターを提供している全4社（ドコモ・ソフトバンク・WiMAX・楽天）の特徴を紹介します。

ホームルーター（置くだけWi-Fi）を提供する4社の特徴を比較

ホームルーターは、「ドコモ」「ソフトバンク」「WiMAX（au）」「楽天」など、どれも大手通信会社がサービスを提供しているのが特徴です。

ただし、各ホームルーターはそれぞれ通信速度や料金に違いがあり、どれが自分に合った会社なのか一目では分かりにくいものです。

記事内では、各ホームルーターを詳しく比較した、「3. ホームルーター(置くだけWiFi)4社のおすすめ比較ランキング」も紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

ホームルーター(置くだけWiFi)と光回線の比較

	ホームルーター	光回線
工事	◎ 不要	△ 必要 ※工事費用15,000~33,000円
料金	◯ 月額 4,000円~5,000円	◯ 月額 4,000~5,000円
導入まで	◎ 最短当日~1週間	△ 最短2週間～3カ月
通信量	◎ 無制限	◎ 無制限
通信速度	◯ 快適	◎ 常に快適

光回線は、自宅までケーブルを引き込む工事が発生することから、利用開始まで最低2週間以上はかかります。

その点、ホームルーターは端末を受け取り後にすぐWi-Fiが使えるため、急ぎでWi-Fi環境を整えたい人におすすめです。

ただし、通信速度は光回線の方が優れているため、速度をもっとも重視している方にはホームルーターはおすすめできません。

「ゲームのダウンロードを速く終わらせたい」「超高画質な4K映画を視聴したい」など、大きいデータをサクサク処理したいなら、光回線がおすすめです。

ホームルーター（置くだけWi-Fi）と光回線の通信の違い

ホームルーター（置くだけWiFi）はスマートフォンと同じモバイル回線の電波を利用しています。

そのため、光回線のように、建物内にケーブルを通すなどの工事が必要ありません。

工事が必要な光回線（固定回線）ほどの速度は出ませんが、下記の用途に使用するなら快適にWi-Fiを利用できます。

ホームルーター(置くだけWiFi)とポケット型WiFiの比較

	ホームルーター	ポケット型WiFi
工事	◎ 不要	◎ 不要
料金	◯ 月額 4,000～5,000円	◎ 月額3,000~4,000円
導入 まで	◎ 最短当日~1週間	◎ 最短当日~1週間
通信量	◎ 無制限	◯ 小容量~無制限
通信速度	◯ 快適	△ 契約プロバイダによって異なる

ポケット型Wi-Fiは外に持ち運んでWi-Fiが使えるのがメリットですが、通信速度はホームルーターよりも劣ります。

ただし、ホームルーターは契約時に登録した住所以外で使えないため、自宅以外の場所でWi-Fiを使いたい方はポケット型WiFiがおすすめです。

ポケット型Wi-Fiの中で、「無制限」「通信速度が高速」のおすすめプロバイダを知りたい方は、下記の記事もチェックしてくださいね。

2. ホームルーター(置くだけWiFi)選び4つの比較ポイントを解説

ここからは、ホームルーターの選び方を、4つのポイントで分かりやすく解説します。

すべての面で優れたホームルーターは無いため、自分が重視するポイントからチェックしてくださいね。

①使えるエリアの広さ｜引っ越し場所でも使えるかをチェック

ホームルーター	対応エリア
ドコモhome 5G ▶公式サイトを見る	◎ 非常に広い
WiMAX（au） ▶公式サイトを見る	◯ 広い
楽天ターボ ▶公式サイトを見る	△ 狭い
ソフトバンクエアー ▶公式サイトを見る	△ 狭い

現状、使えるエリアが広いホームルーターは、「ドコモhome 5G」「WiMAX（au）」です。

この2つは、引っ越しなどで違うエリアに移動したときも、そのまま使える可能性が非常に高いプロバイダとなります。

ただし、持ち家に住んでいるなど、引っ越す予定が無い方は、住んでいるエリアに対応したホームルーターであればどのプロバイダを選んでも問題ありません。

ホームルーター各社、繋がるエリアをホームページで公開しています。検討しているホームルーターが自宅エリアに対応しているかどうか、チェックしてみてくださいね。

②スマホのセット割で選ぶ｜スマホのキャリアと合わせるのがお得

ホームルーター各社のスマホセット割一覧
ドコモhome 5G ▶公式サイトを見る	ドコモのスマホとセット契約で 最大1,100円／月引き
WiMAX（au） ▶公式サイトを見る	au・UQモバイルの スマホとセット契約で 最大1,100円／月引き
ソフトバンク エアー ▶公式サイトを見る	ソフトバンク・ワイモバイルの スマホとセット契約で 最大1,100円／月引き
楽天ターボ ▶公式サイトを見る	✕ 無し

スマホセット割とは、ホームルーターと対象キャリアのスマホを同時契約することで、月々割り引きが受けられるサービスです。

この割り引きは、本人以外の家族のスマホ代金も割り引きとなるため、対象スマホを契約している数が多いほど、トータルでお得になります。

ただし、下記のスマホキャリアはホームルーターのセット割りを受けられないので注意しましょう。

③通信速度の速さで選ぶ｜速いのはドコモhome 5GとWiMAX

ホームルーター各社の最大通信速度を比較した結果、速度が速いのは「ドコモhome 5G」「WiMAX」でした。

◆ホームルーター各社の端末速度比較

ただし、この最大通信速度は理論上の最大通信速度であり、実際にここまで高い数字が出ることはありません。

そこで、編集部ではホームルーター4社を契約して、実際の速度を計測・比較してみました。

ホームルーター（置くだけWi-Fi）4社の実測速度を比較

※速度計測場所：東京都千代田区
※計測ツール「USEN インターネット回線スピードテスト」

ホームルーター全4社の実際の速度を比較した結果、「ドコモhome 5G」「WiMAX」の通信速度が速いことが分かりました。

④利用料金の安さで選ぶ｜月額では無く総額費用で比較する

	1年間の 総額費用	2年間の 総額費用	3年間の 総額費用
ソフトバンクエアー※1 ▶公式サイトを見る	◯ 56,820円	◎ 83,220円	◎ 109,620円
WiMAX※2 ▶公式サイトを見る	◎ 48,777円	◎ 93,921円	◯ 140,110円
楽天ターボ ▶公式サイトを見る	◯ 65,340円	△ 123,420円	△ 161,500円
ドコモ home5G ▶公式サイトを見る	△ 91,920円	△ 127,560円	△ 163,200円

※1プロバイダ「モバレコエアー」から契約した場合
※2プロバイダ「GMOとくとくBB」から契約した場合

料金の安いホームルーターを探しているなら、「ソフトバンクエアー」「WiMAX」のホームルーターがおすすめです。

この2つは高額キャッシュバックキャンペーンを実施しているプロバイダが多く、総額費用を安く抑えられるためです。

ホームルーターの料金は「実質月額料金」で比較するのがおすすめ

ホームルーターの料金を比較する際は、端末代金や初期費用（契約事務手数料など）を含めた「実質月額料金」で比較するのがおすすめです。

なぜなら、月額料金だけで比較してしまうと、トータル費用で考えたときに高いプロバイダを選んでしまう可能性があるためです。

◆2年間利用した場合の実質月額料金を比較

	WiMAX※	楽天ターボ
月額料金	3,762円～	1,980円～
端末代金 ※クレジットカード払いの場合	27,720円	41,580円
キャンペーン	25,000円 キャッシュバック	20,000円分の ポイント還元
総額費用 （2年間）	93,921円	103,420円
実質月額料金 ※利用期間2年間（24ヵ月）で割った場合	3,913円	5,280円

※契約プロバイダをGMOとくとくBB WiMAXにした場合

上記のように、月額料金が高くても、端末代金が安く、キャッシュバック金額の多いWiMAXの方が支払う総額は少なくなりました。

このように、本当に安いホームルーターを探す際は、端末代金や割引を含めたトータルコストで比較するのがおすすめです。

3. ホームルーター(置くだけWiFi)4社おすすめ比較ランキング｜高速・最安プロバイダも解説

ここからは、ホームルーター4社の月額料金や速度を比較して、おすすめランキングとして紹介します。

実際の通信速度や総額費用で計算した実質月額も合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

ホームルーター（置くだけWiFi）おすすめランキングの評価基準

ホームルーターおすすめランキング一覧

※実質月額＝端末代、月額料金など利用にかかる費用の合計を契約期間で割って算出した、実質ひと月辺りに支払う金額（月額料金とは異なります）

WiMAXの中でも実質月額が安いおすすめプロバイダ「GMOとくとくBBWiMAX」については、下記の記事で紹介しています。

 ソフトバンクエアーのおすすめプロバイダ「モバレコAir」 について詳しく知りたい方は、下記の記事もチェックしてみてくださいね。

4. タイプ別のおすすめホームルーター｜プロバイダを比較して最安商品を紹介

「最安で使いたい」「高額キャッシュバックが欲しい」など、人によって最適なホームルーターは異なります。

そこで、ここからは全ホームルーターを比較して厳選した、タイプ別のおすすめホームルーターを紹介します。

ぜひ、気になるホームルーターからチェックしてくださいね。

最安料金はソフトバンクエアー

ホームルーター	実質月額① （24ヵ月）	実質月額② （36ヵ月）
ソフトバンクエアー※1 ▶公式サイトを見る	◎ 3,468円	◎ 3,049円
WiMAX※2 ▶公式サイトを見る	◯ 4,583円	◯ 4,309円
楽天ターボ ▶公式サイトを見る	△ 5,283円	△ 5,283円
ドコモhome 5G ▶公式サイトを見る	△ 5,114円	△ 5,060円

※1プロバイダ「GMOとくとくBB」から契約した場合
※2プロバイダ「モバレコエアー」から契約した場合

最安料金で使えるホームルーターは、ソフトバンクエアーです。

高額なキャッシュバックと13ヵ月続く割引により、毎月コスパ良く利用可能。さらに、3年間継続利用すると、端末が実質0円で使えます。

編集部おすすめのソフトバンクエアー最安プロバイダは「モバレコAir」です。下記の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

高額キャンペーンならWiMAX

ホームルーター	キャッシュバック
WiMAX※1 ▶公式サイトを見る	◎ 30,000円
ソフトバンクエアー※2 ▶公式サイトを見る	◎ 29,200円
楽天ターボ ▶公式サイトを見る	◯ 20,000円分のポイント
ドコモhome 5G ▶公式サイトを見る	◯ 15,000円分のポイント

※1プロバイダ「GMOとくとくBB」から契約した場合
※2プロバイダ「モバレコエアー」から契約した場合

高額キャンペーンで最もキャシュバック金額が大きいのが、WiMAXのホームルーターです。

不要な有料オプションの加入など必要無く、契約だけでキャッシュバックが貰えるのが大きなメリットです。

また、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホユーザーは、セット割が受けられるソフトバンクエアーもおすすめ。キャッシュバック金額が2番目に大きく、トータルコストが抑えられます。

通信速度が速いのはドコモhome 5G

ホームルーター	通信速度（実測）
ドコモhome 5G ▶公式サイトを見る	◎ 60.5Mbps
WiMAX※1 ▶公式サイトを見る	◎ 59.6Mbps
楽天ターボ ▶公式サイトを見る	◎ 57.02Mbps
ソフトバンクエアー※2 ▶公式サイトを見る	△ 30.6Mbps

※1プロバイダ「GMOとくとくBB」から契約した場合
※2プロバイダ「モバレコエアー」から契約した場合

通信速度で選ぶなら「ドコモhome 5G」がおすすめです。

実際に編集部が計測した中でも、ホームルーター4社の中で最も速い通信速度が出ました。

5. ホームルーター（置くだけWiFi）のメリット・デメリットを比較解説

自宅用Wi-Fiとして人気のホームルーターですが、万人におすすめできるWi-Fiではありません。

ここからは、ホームルーターと他社Wi-Fiサービスと比較して分かった「メリット・デメリット」を紹介します。

それぞれ、ホームルーターがおすすめできる人・おすすめできない人も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

メリット｜手軽にWi-Fiを導入できて引っ越し手続きも楽

ホームルーターのメリット
◎工事不要で利用できる ◎固定回線より初期費用が安い ◎高画質動画の視聴/ビデオ会議は快適 ◎5G通信も可能 ◎設定が簡単（コンセントに挿すだけで使える） ◎引っ越し先でも使える ※住所変更が必要

コンセントに挿すだけで手軽に高速Wi-Fiが利用できるホームルーター（置くだけWiFi）。

速度は光回線に劣るものの価格帯は変わらないため、工事なしですぐに利用したい人向けの通信サービスです。

さらに、ホームルーターは引っ越す際に契約プロバイダに住所変更の手続きをするだけで、新居ですぐにWi-Fiが使えます。

ホームルーターがおすすめの人

工事不要かつ簡単設定で使えるようになるため、なるべく早く自宅にWiFi環境を設置したい人におすすめです。

住所変更不要で、どこでもWi-Fiが使えるポケット型Wi-Fiのおすすめを知りたい方は、下記の記事を参考にしてくださいね。

デメリット｜オンラインゲームには向かない

ホームルーターのデメリット
✕光回線と価格帯が変わらない ✕光回線より速度が遅い ✕オンラインゲームには向いていない ✕速度制限がかかるリスクがある ✕持ち運びができない ✕置く場所によっては繋がりにくい ※電波が届きにくい場所がある

ホームルーターは光回線と比べて、通信速度が遅くなってしまうことが大きなデメリットです。

そのため、光回線でストレス無くプレイできるオンラインゲームが、ホームルーターではラグ（映像のズレ）が出てしまうことも。

さらに、光回線と違って、短期間に大量のデータを利用すると、速度制限がかかる恐れがあります。

また、光回線と違いホームルーターは電波を受信して使うWi-Fiのため、置き場所によっては圏外になってしまうのも注意点です。

ホームルーターがおすすめできない人

通信速度が速く、データを大量に消費する方は、ホームルーターでは無く光回線がおすすめです。

また、2年間以上引っ越しをしない方もホームルーターでは無く光回線がおすすめ。光回線は導入時に工事費がかかりますが、2年使うとその料金が実質無料となるためです。

外でWi-Fiを使いたい方は、ホームルーター・光回線では無く、端末を持ち運んで通信できる「ポケット型Wi-Fi」をおすすめします。

ホームルーター（置くだけWiFi）のメリット・デメリット比較

ホームルーターのメリット
◎工事不要で利用できる ◎固定回線より初期費用が安い ◎高画質動画の視聴/ビデオ会議は快適 ◎5G通信も可能 ◎設定が簡単（コンセントに挿すだけで使える） ◎引っ越し先でも使える ※住所変更が必要
ホームルーターのデメリット
✕光回線と価格帯が変わらない ✕光回線より速度が遅い ✕オンラインゲームには向いていない ✕速度制限がかかるリスクがある ✕持ち運びができない ✕置く場所によっては繋がりにくい ※電波が届きにくい場所がある

自宅用Wi-Fiとして、ホームルーター・光回線・ポケット型Wi-Fiを詳しく比較したい方は、下記の記事を参考にしてくださいね。

6. ホームルーター（置くだけWiFi）のWiFiは快適？実測速度や動画視聴を徹底レビュー！

ここでは、編集部が実際にホームルーター4社と契約して、各社の通信速度や使いやすさをレビューします。

検証したホームルーターは4種類

WiMAX	ドコモhome 5G
レビューを見る	レビューを見る
ソフトバンクエアー	楽天ターボ
レビューを見る	レビューを見る

自分が気になるホームルーターから、レビューをチェックしてくださいね。

WiMAX｜4K動画視聴やInstagramへの投稿もスムーズにできた

2022年6月からau回線も利用できるようになり、速度と繋がりやすさが向上したWiMAX。

YouTube高画質の視聴やInstagramへの画像投稿も遅さを感じません。

特に、動画再生に関しては快適で、操作や視聴にストレスを感じることはありませんでした。

YouTubeやNetflixの高画質再生も快適

SNSへの画像や動画送信もストレスなし

WiMAXがおすすめな人

WiMAXは、ネットサーフィン・動画視聴ともにストレスを感じにくい、高速なホームルーターでした。

WiMAXのホームルーターについて、さらに詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてくださいね。

ドコモhome 5GはNetflixやビデオ会議もストレス無し！

通信速度が高速なホームルーターとして人気のドコモhome 5G。

残念ながら検証場所※は5Gエリア外でしたが、Netflixやビデオ通話のGoogleMeetも快適に利用することができました。
※東京都江東区にて計測（5Gのエリア外）

YouTubeやNetflixがスムーズに見られる

ビデオ会議（GoogleMeet）も遅延なく通話できた

ドコモhome 5Gがおすすめな人

ドコモhome 5Gは、今回利用したホームルーターの中で最も速度が安定していました。

ドコモ回線は使えるエリアが広く、地方でも繋がりやすいのもメリットです。ホームルーター選びで迷ったらドコモhome 5Gを選んでおけば間違いありません。

ソフトバンクエアーでもネットは問題なくできるが注意点もある

ネット上で「遅い」「繋がらない」など、悪い口コミが目立つソフトバンクエアー。

動画再生やネットは問題なく使えますが、他社ホームルーターと比べると、通信速度がやや劣る結果となりました。

高画質動画も再生できるが映像の早送りをすると止まることも…

Instagramへの投稿などファイルの送信は不向き！

ソフトバンクエアーがおすすめな人

動画やサイト閲覧はできるものの、速度は他社よりも遅くなってしまったソフトバンクエアー。

ただし、月額料金は全ホームルーターの中で最も安いので、とりあえず自宅Wi-Fiを揃えたい人におすすめです。

楽天ターボはエリア内なら高速通信ができた

楽天ターボはエリア内であれば高速通信ができました。

端末本体も他社ホームルーターよりコンパクトで、部屋に置いても存在感が大きくならないのもメリットです。

5Gエリア以外でも通信速度は高速だった

検証した場所は5G電波が入らないエリア※でしたが、高画質動画やビデオ通話も快適にできる通信速度が出ました。
※埼玉県川口市

楽天ターボがおすすめな人

通信エリア内であれば、「楽天ターボ」でも高速な通信速度が出ました。

ただし、楽天モバイルとセットで使わないとポイントアップやキャッシュバック（ポイント還元）が受けられないため、楽天ユーザー以外は利用するメリットが少ないのが注意点です。

ホームルーターはオンラインゲームにおすすめできない

各社ホームルーターで対戦型オンラインゲームをプレイしてみましたが、どれもストレス無く遊ぶことは不可能でした。

安定した通信環境でオンラインゲームをプレイしたい方は、通信の安定性がもっとも優れた光回線がおすすめです。

7. ホームルーター（置くだけWiFi）のQ＆A

最後に、ホームルーター（ 置くだけWiFi）に関する疑問にお答えしていきます。

契約に関する注意点も解説していますので、ホームルーターを検討する前に、ぜひチェックしてくださいね。

それでは、一つずつ紹介していきます。

Q1. ホームルーターと置くだけWiFiの違いは？

ホームルーターと置くだけWi-Fiは、開通工事無しで使える自宅用Wi-Fiであり、どちらも同じ製品のことを指しています。

プロバイダ（契約できる会社）によっては、コンセントを挿すだけでWi-Fiが使えることから、ホームルーターを「挿すだけWiFi」と呼ぶこともあります。

Q2. ホームルーターの対応エリアを確認する方法は？

ホームルーターの対応エリアは、各社の公式ホームページから確認可能です。

エリアによっては設置できない場合があるため、必ず契約前に対応エリアを確認してくださいね。

プロバイダ	サービスエリア
ドコモhome 5G	▶エリアをチェックする
WiMAX au	▶ エリアをチェックする
ソフトバンクエアー	▶ エリアをチェックする
楽天ターボ	▶エリアをチェックする

また、サービスエリアにいるのにホームルーターが繋がりにくい方は、下記の記事も参考にしてくださいね。

Q3. ホームルーターの契約～解約の流れは？

ホームルーターの契約・解約は、各キャリアの店舗・またはWebサイトから手続き可能です。

それぞれの手続きの流れを解説します。

ホームルーター契約の流れ

ホームルーターは、上記の3ヵ所から契約が可能です。

同じホームルーターであれば、どこで契約しても通信速度が変わらないため、手軽に契約できるWebサイトで申し込みするのがおすすめ。

また、契約する際は以下が必要となるため、事前に用意しておきましょう。

ホームルーターの申し込みは、口座振替支払いにしなければ、クレジットカード1点のみで手続きが可能です。

また、未成年でも契約は可能ですが、本人名義のクレジットカードが必要です。

クレジットカードを持っていない未成年が契約する場合は、保護者の方に代理で契約してもらう必要があるので注意しましょう。

ホームルーター解約の流れ

ホームルーターは、上記2通りの方法から手続きできます。

ただし、ソフトバンクエアーのみ解約が電話でしかできないので注意しましょう。

また、ホームルーターをレンタルで申し込んだ場合は、解約後に端末本体の返送が必要です。

解約申し込み時に返送先や返送期限を伝えられるので、返送を忘れないようにしましょう。

Q4. 申し込みしてすぐにキャンセルできる？

「速度が遅くて使い物にならない！」など、契約自体を取り消したい場合は「初期契約解除制度」を利用しましょう。

この制度を利用すれば、違約金や契約解除料なしでホームルーターを解約することが可能となります。

利用できる条件は下記の通りです。

ただし、これらの条件をクリアしても、

• 端末一式の返送料
• 契約時の事務手数料3,300円

は発生するので注意してくださいね。

Q5. ホームルーターの電気代はどれくらい？

ホームルーターでかかる電気代は、最大でも1ヵ月700円前後です。

ホームルーター	電気代※ （1ヵ月あたりの目安）
ドコモhome 5G	約502円
WiMAX	約362円
ソフトバンクエアー	約721円
楽天ターボ	約281円

※計算方法 最大消費電力✕27（円）✕24（時間）✕31（日）

上記は24時間通信している場合にかかる最大消費電力のため、実際はもう100～200円程度安くなります。

電気代をなるべく節約したいという方は、使わない時に電源オフにしておくのがおすすめですよ。

Q6. 契約住所以外でも利用できる？

ホームルーター	使える場所
WiMAX	◎ 電波が届く範囲
ドコモhome 5G	✕ 契約住所（自宅）のみ
ソフトバンクエアー	✕ 契約住所（自宅）のみ
楽天ターボ	✕ 契約住所（自宅）のみ

ドコモhome 5G・ソフトバンクエアー・楽天ターボのホームルーターは、契約住所（自宅）以外で利用することはできません。

これら3社の端末は利用時に位置情報が伝わるようになっており、契約住所以外で利用すると警告が届く場合があります。

WiMAXのみ別の場所でも利用できますが、端末がかさばるため、あまりおすすめはできません。

そのため、持ち出しを前提にするのであれば、ポケット型WiFiを契約するのがおすすめですよ。

Q7. 引っ越しするときは解約が必要？

住所変更の手続きをすれば、引越し先でもホームルーターは利用可能です。

ただし、引っ越し先が対応エリア外の場合は解約手続きが必要になるので注意しましょう。

そのため、引っ越し予定がある方がホームルーターを契約する場合は、対応エリアの広い会社を選ぶのがおすすめです。

Q8. ホームルーターはスマホと同じ会社にするべき？

セット割*が使えるのであれば、ホームルーターとスマホは同じ会社にするのがおすすめです。
※同じ会社の複数のサービスを利用した際に適用される割引

なぜなら、セット割を利用することで、毎月の通信料が最大1,000円前後割引きとなるため、トータルコストをおさえられるためです。

ホームルーター各社のスマホセット割一覧

ホームルーター各社のスマホセット割一覧
ドコモhome 5G ▶公式サイトを見る	ドコモのスマホとセット契約で 最大1,100円／月引き
WiMAX（au） ▶公式サイトを見る	au・UQモバイルの スマホとセット契約で 最大1,100円／月引き
ソフトバンク エアー ▶公式サイトを見る	ソフトバンク・ワイモバイルの スマホとセット契約で 最大1,100円／月引き
楽天ターボ ▶公式サイトを見る	✕ 無し

ただし、楽天ターボだけはセット割がありません。

そのため、楽天スマホユーザーは実質月額の安さや通信速度でホームルーターを選ぶのがおすすめです。

Q9. ホームルーターは部屋のどこに置けばいい？

ホームルーターのおすすめ設置場所
窓際	棚の上	部屋の中央

上記のような外からの電波が入りやすい・電波が広がりやすい場所に端末を置くと、Wi-Fiの繋がりが良くなります。

また、通信端末と距離が近いほど電波も繋がりやすいため、普段PCやスマホを使う部屋に置いておくのもおすすめです。

逆に以下のような場所は速度が遅くなってしまう可能性があるため、ホームルーターの置き場所としておすすめできません。

Q10. 速度が遅い時はどうしたらいい？

速度が遅い場合は、周波数の変更や端末を再起動するだけで速度が改善される場合があります。

ホームルーターの速度が遅くなった時の、代表的な解消法を3つ解説します。

①ホームルーターの周波数を変える

ホームルーターは、「2.4GHz」と「5GHz」の2種類の周波数で電波を飛ばしています。

それぞれ電波の性質が異なるため、利用している場所に適した周波数に接続するようにしましょう。

また、ホームルーターで2.4GHzの周波数を使っている時は、電子レンジの利用にも注意しましょう。

電子レンジから発生する電波と2.4GHzの電波が干渉してしまい、Wi-Fiの通信速度が遅くなってしまう可能性があるためです

そのため、長時間の煮込み料理などで電子レンジを利用する場合は、ホームルーターの周波数を5GHzに変更するのがおすすめです。

②端末を再起動する

ホームルーターは、本体の動作が不安定になると通信速度が遅くなる場合もあります。

その場合は一度コンセントを抜き差しして再起動してみましょう。

また、ホームルーター本体だけではなく、接続するスマホやPCを再起動することで改善する場合もありますよ。

③接続する台数を減らす

ホームルーターは、接続数が多くなればなるほど、Wi-Fiのスピードが遅くなります。

そのため、同時に複数接続すると通信速度が遅くなってしまうので注意しましょう。

使用していない端末があれば電源や接続を切ることで、他の端末のWi-Fi通信が速くなりますよ。

解決しない場合はホームルーターのサポートに連絡

紹介した解消法を試しても改善しない場合、通信回線の問題か本体の故障も考えられます。

まずは各社公式サイトで通信障害が起きていないかをチェックしましょう。

特に情報が出ていない場合は、各社のサポートセンターに連絡してみてくださいね。

ホームルーター	サポート情報
ドコモhome 5G	・サポートページ docomoお客様サポート ・電話問い合わせ ドコモ携帯：113 一般電話：0120-800-000
WiMAX	・サポートページ UQ WiMAXお客さまセンター ・電話問い合わせ 契約プロバイダの電話番号
ソフトバンクエアー	・サポートページ カスタマーサポート ・電話問い合わせ ソフトバンク携帯：157 一般電話：0800-919-0157
楽天ターボ	・サポートページ お客様サポート ・電話問い合わせ 050-5434-4653

Q11. ホームルーターは有線接続できる？

ホームルーターには、LANケーブルの差込口が搭載されており、端末同士を有線で接続することが可能です。

動画視聴やビデオ会議などで快適に通信をしたい方は、優先接続がおすすめです。

有線接続は、壁や家電製品からの電波障害を受けにくく、通信が安定するというメリットがあります。

Q12. 一人暮らし用WiFiの相場って？

一人暮らしのWiFi料金の相場は、ポケット型WiFiが月3,000円～4,000円。ホームルーターや光回線なら月3,000円～5,000円程です。

ただし、金額はプロバイダやキャンペーンの有無によっても変わってきます。

下記の記事では、一人暮らし用WiFiの契約中にかかる総額を洗い出し、実質月額を計算しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

Q13.おすすめの光回線は？

おすすめの光回線は下記の条件を満たした会社となります。

光回線は基本的にスマホのセット割を適用できる会社が一番安くなります。

光回線をスマホセット割で契約した場合の料金比較（マンションタイプ）

もしセット割が適用できる会社が無い場合は、実質月額料金の安い会社を選んでくださいね。

おすすめの光回線一覧は以下の通りです。

おすすめの光回線プロバイダ3選

オンラインゲームや動画のダウンロードなどをストレス無くしたい方は、ぜひ高速な光回線を契約してみてくださいね。

Q14. おすすめのポケット型WiFiは？

おすすめのポケット型Wi-Fiは、下記の条件を満たしたプロバイダとなります。

ポケット型Wi-Fiを自宅でも使いたいのであれば、長時間利用できるデータ無制限プランを利用できる会社がおすすめです。

 おすすめのポケット型WiFi3選

上記のポケット型Wi-Fiをさらに詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてくださいね。

ホームルーター（置くだけWiFi）のまとめ

自宅Wi-Fiとして、自分に合ったホームルーター（置くだけWiFi）は見つかりましたか？

最後に、記事内で紹介した「ホームルーターおすすめランキング一覧」と、「タイプ別おすすめホームルーター」を振り返ります。

◆ホームルーターおすすめランキング一覧

◆タイプ別おすすめホームルーター

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※光回線、ポケット型WiFi、ホームルーターはベストエフォート型サービスのため、記載の情報と実際の通信エリア・通信速度が異なる場合があります。